さぬきの取り組み
社会福祉法人さぬきが特に力を入れていること。
それは日々のおいしい食事と、地域の方々との交流を目指したボランティアの取り組みです。
調理室より
愛情たっぷり「さぬきのごはん」
長い歴史をもつさぬきが、これまで変わることなく大切にしてきたこと。それは「食べることに一切の妥協をしないこと」です。利用者さまを家族のように想い、その家族に食べてもらうために素材を吟味し、丁寧に調理し、器などの設えにもこだわってきました。
料理の基本は「家庭で食べるような風味豊かでどこか懐かしい」ものであること。これまで受け継いできた伝統の味を守りつつ、時代に合った味も取り入れるなど、日々試行錯誤を繰り返して「さぬきのごはん」をつくっています。
食事の時間は一番の楽しみ
お重に入った本格的なお料理です。
普段の料理以上に手間ひまをかけてつくっているのが、四季折々の行事食です。正月のおせちにはじまり、節分、ひな祭り、七夕、敬老、クリスマスなど、イベントに応じて趣向を凝らしたメニューが登場。また、月に一度の「地産地消の日」にも、郷土の食材を使った特別な料理をご用意するなど、毎日の食事が待ち遠しく思ってもらえるような多種多様な手作りのメニューを考えています。
中でもおせちは、調理師が一年で一番力を入れるイベント。大みそかに下ごしらえを済ませ、元旦の早朝からは総出で出勤して調理をして、一人分ずつお重に美しく詰めていきます。こうして完成する目にも舌にも楽しいおせちには、「この一年も健康で、おいしいものをたくさん食べてほしい」という調理師の気持ちも込められています。
食べることの喜びをあきらめない
さぬきのご利用者さまの中には、噛んだり嚥下(えんげ)をしたりすることが難しい方もいらっしゃいます。しかしどのような状況であっても「食べることの喜び」は諦めてほしくありません。そこでさぬきでは、食材を小さくきざんだ「きざみ食」や、ミキサーにかけてとろみをつけた「ムース食」など、それぞれの状況に合わせた食事をご用意しています。
最近ではレトルトのムース食もありますが、種類には限りもあります。そこでさぬきでは一度普通食を調理した後、素材ごとにムース状にして、彩り豊かに盛り付けます。そのため一瞬見ただけでは普通食との違いに気づかないほど。食事は目でも楽しむものであり、見た瞬間の「おいしそう」と感じることこそが「食べる喜び」だと確信して、日々の調理に向き合っています。
調理師が腕を振るう「さぬきのムース食」
これらもすべてムース食。おいしいのはもちろん、見た目にもこだわります。
- 酢豚
- 蒸しシューマイ
- 高野豆腐の炊き合わせ
- 鶏の梅みそだれ
- 牛肉の焼肉だれ和え
ボランティア
彩り豊かな毎日を
さぬきでは、ご利用者さまにより充実した日常生活を過ごしていただくために、さまざまなボランティアを募集しています。
みなさまの才能と経験がご利用者さまの生活をより豊かにします。
高齢者支援に興味をお持ちで、ボランティア活動に関心のある方、皆さまのお力をお寄せください。
募集しているボランティア
- お話し相手
- 趣味活動のお手伝い
- 散歩・外出のお付き添い移動時の見守り
- 共有スペースのお掃除・窓ふき・洗濯物たたみなど
- 食事の準備・後片付け(食器洗い等)
- レクリエーション
- たまもカフェのお手伝い
- 散歩・外出のお付き添い移動時の見守り
- 行事のお手伝い(花見・盆踊り・ホーム喫茶)
- 植木の剪定
- 車いすの整備
- ギャラリースペースの作品提供など
※現在はコロナウイルス感染症の観点から、募集を中止しています
これまで行ってきたこと
まだまだこんなボランティアも!
- 高校生や大学生など、学生さんたちが
夏祭りで舞を披露 - 地元の銀行の吹奏楽団や、ママさんコーラス部の
音楽会 - 地域の方々が開催するおやつクラブ
- 地元で活躍するプロスポーツの選手の慰問